江村鍼灸院では意識の状態を確認する目的で、来院時に調子をお伺いします。
おおよそ3パターンの答え①調子が良い②不調や不具合の訴え③悪くはない、が返ってきます。
このうち調子が良いと、不調や不具合の訴えをされる方は良いのですが、悪くはないと答えるひとは良くありません。
悪くはない、というひとの意識の基準にあるのは、悪い状態だからです。
悪い状態と比べて、不調や不具合がましであれば、悪くはないと答えます。
長く不調を抱えていると、良い状態が分からなくなります。
そうすると比較する対象は悪い状態になります。
これはとても良くありません。
なぜなら、ひとの意識は1〜3%の情報しか捉えることができません。
その僅かな情報に強く影響を受けます。
今起きていることより、意識の基準にあるものの方が、影響力は強いのです。
不調の回復がはやいひとは、意識の基準が健康な状態にあります。
反対にいつまでも不調、不具合を抱えるひとは、意識の基準が悪い状態にあります。
體(からだ)の状態を確認する時、意識の基準はどこにありますか?
大切なことなのでしっかりと確認してみてください。